入れ歯の話

 入れ歯の材質による分類
レジン床義歯
金属床義歯

 レジン床義歯は、レジン(プラスチックのこと)で入れ歯の主要部分が作られており、保健治療がほとんどの場合適用されます。入れ歯に使われる人工歯や金具の形態・金属の種類によっては、保険適用にならないこともあります。本体がプラスチックで出来ているので、熱の伝わりが悪く食べ物の温度が感じにくく、食味にマイナスの影響をあたえます。特に、上顎の入れ歯の場合に大きな影響を与えます。冷たいビ−ルやそうめんを口に入れたときの感覚や、熱いお茶を口に含んだときの感覚が弱くなります。義歯が大きくなるほどこの影響は大きくなります。
 レジンは、強さも金属に比べ弱いので割れやすくなります。

 金属床義歯は、金属で入れ歯の主要部分が作られています。歯茎に相当する部分は、レジンで覆われています。総入れ歯の金属床以外は、保険適用になりませんし、総入れ歯の場合も保険給付されるのは一部分だけで、費用の大半は自己負担となります。しかも、人工歯の部分に保険適用外の物を使うと全てが保険適用外となってしまいます。
 部分床入れ歯の金属床は、保健が適用されません。
 金属床は、床の部分が金属で作られているので、レジン床に比べ熱が伝わりやすく、食べ物の温度を感じやすく、食味に対する感覚に影響を及ぼしにくくなっています。

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