口腔のガンの話

 ガンといえば、胃ガン・肺ガンが代表的なものですが、口の中や唇にもガンは発生します。

口腔に関係のあるガンは、全てのガンの0.8ないし0.9%で、男性が女性の2倍の発生率となっています。

 内訳は、舌54%、歯肉16%、口底12%、頬粘膜10%、上顎5%、口唇3%とされています。

ガンの原因は、機械的刺激(歯の鋭縁・適合の悪い補綴物などの持続的な刺激)、喫煙、飲酒、ビンロウジュ(インドでは、この植物の葉を咬む習慣がある)の嗜好、梅毒、肝硬変、貧血などがあげられています。

ガンの前触れ症状として、白板症(口腔の粘膜が白く肥厚してくる)があります。

口の中に炎症が現れた時、ガンでなければ原因を取り除けば1ないし2習慣以内に症状はほとんどの場合なくなります。ガンの場合、症状の改善はほとんどなく悪化の一途をたどることがほとんどです。口の中に、何か気になる症状が現れたら速やかに歯科医に診察を受けられることをお勧めします。

 

 

メニュ−へ戻る  トップへ戻る