ウルムチの街


紅山よりウルムチの中心部の高層ビル群を望む。中国の高層ビルは、上海だけでなくどこでも屋上のデザインにビルの持ち主の自己顕示が強く現れている感じがします。
紅山より夕日を浴びる若い二人。この写真は、山にやってきたカップルにお願いしてモデルになってもらいました。

バスに描かれた牛乳の広告。                    シャツを売る女性。スアーフをしている。 


市場で店番をしながら孫の相手をしている女性。              衣類を売りにやって来て休憩中の女性達。

新彊ウイグルは、漢族以外のウィグル族、回族、カザフ族、キルギス族、タジク族など数多くのイスラム教徒の人々が多く暮らしています。これらのイスラム教徒の女性は顔を布で覆っている人も沢山見かけましたが、全てのイスラム教の成年女性が顔を隠しているわけではありません。顔をスカーフで覆うのは、宗教戒律とは直接関係なく地域の習慣的な風俗と言われています。実際、ウルムチではスカーフをしていない人が多かったがカシュガルではスカーフで顔を覆っている女性の割合は、ウルムチより多いと感じました。しかし、ホテルやレストランで働いている女性達は、スカーフをしていませんでした。また、ガイドを務めていただいた馬麗春さんも回族でイスラム教徒ですが顔を隠していません。女性が顔を布で覆うのを新彊の気候や環境面から考えれば日焼け防止(空気が乾燥しているため紫外線が大気に吸収されずに非常に強いまま地表に届く)、肌の乾燥と砂埃(霞んだ空気の感じは日本では水蒸気だが、新彊では砂けむりが原因)から身を守のには役に立つと思います。さらに目まで布で覆えば強い日差しから目も守れます。顔を布で覆った女性の顔をよく見ると色白の人が多いような気がしました。馬さんも日焼け止めクリーム?とサングラスを使っていました。
ウルムチの写真には有りませんが、新彊ウイグル地区では、豚肉は見かけませんでした。イスラム教ではブタは悪魔の使いとして嫌われており、肉は食べません。我々も新彊ウイグル滞在中は、豚肉を食べませんでした。ヒツジ・ウシ・とりの肉が食材でした。

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